AEROSPACE
MANUFACTURING
DEPARTMENT

エアロスペース科

新しい翼を
生み出し続ける、
モノづくりの
エキスパートへ

修業年限
3年課程
ABOUT
航空分野だけでなく宇宙分野でも
即戦力となる技術者を養成

エアロスペース科 学科長 浅井先生

私たちの学科は、将来航空宇宙分野のモノづくりで活躍するエキスパートを育成しています。授業で実際の航空機を製造し、また模擬人工衛星CANSATを打ち上げる日本で唯一の学科です。さらに、実際の人工衛星を操作し宇宙から写真を撮る授業も開始しました。自由闊達な雰囲気の中、自由な発想で自分の作りたいものを作りましょう。

航空機やロケット生産プロセスを
再現した充実の実習内容!

エアロスペース科では、実際の航空機の機体生産プロセスを実現した実習プログラムを実施しています。これにより航空機生産の最新技術を学ぶこ とができ、就職先の幅が大きく広がります。

取得をめざす資格

非破壊検査技術試験(超音波探傷試験レベル1・レベル2/放射線 透過試験レベル1・レベル2/浸透探傷試験レベル2) 2次元CAD利用技術者
3次元CAD利用技術者
生産士
有機溶剤作業主任者
実用英語技能検定(英検)
TOEIC

新しい翼で宇宙に
飛び立つわくわく!
JOBS

生産工程管理者

航空機やロケット・人工衛星を生産するために、生産工程の作成からスケジュール調整、部品発注、管理まで各部署・部門と連携を取りながら、効率よく作業が進むようにするためのパイプ役です。

航空機・ロケット
製造技術者

主翼・胴体・尾翼など、各パーツの製造から組立てまでを行います。大型旅客機の製造現場は多様で、国際分業化が進んでいる分野です。

航空機・ロケット修理・
検査技術者

エンジンなどを分解し、超音波や磁気、X線など多様な非破壊検査などの手法を用いてエンジンや部品の表面及び内部の傷を的確に発見し、点検します。

協力:陸上自衛隊中部方面隊・自衛隊岐阜地方協力本部

航空機やロケットの
生産プロセスを再現した実習!
FEATURE
実践的で専門的な知識が身に付く!
1

現場経験に裏付けされた
航空宇宙工学を学べる

実際に航空機やロケットの開発・製造にかかわった経験を持つ教員による航空宇宙工学の講義を実施しています。現場経験に基づく実践的かつ専門的な知識を習得できます。

アメリカの航空愛好家に人気の機種!
2

小型飛行機RV-4がつくれる
全国唯一の小型機製造実習

エアロスペース科ではアメリカのスポーツ航空愛好家に人気の小型飛行機「RV-4」を教材として、全国で唯一の航空機製造組立実習を実施し、設計・製造・検査というモノづくりの一連の流れを実践的に学びます。

ボーイング787など
3

最新鋭の旅客機にも
使われる複合材を学ぶ

航空機への適用が拡大している炭素繊維系複合材(CFRP)は、高い強度と軽さを併せ持つ素材です。エアロスペース科では炭素繊維系複合材(CFRP)部品を成型するオートクレーブを実際に使用し航空機製造技術を学びます。

模擬人工衛星CANSATでの実験
4

飛翔実験を通して人工衛星の
設計・製作の基礎を学ぶ

三菱重工業でロケット、宇宙船「こうのとり」、人工衛星の開発に携わった教員による模擬人工衛星CANSATの実験を行います。小型ロケットの先端に超小型模擬人工衛星を搭載して発射、衛星を分離させパラシュートで着地させます。

非破壊検査技術で検査
5

安全運航を保証するための
様々な検査技術を学ぶ

航空機やロケットの安全運航を保証するために、航空機やロケットの機体・エンジンの構造や部品レベルの傷などを様々な手法で確認・検査するための非破壊検査技術を学びます。

リアルな環境でリアルな学習ができる!
6

航空機を製造している企業で
行うインターンシップ

日本の航空機やロケットの製造の中核を担う企業でインターンシップを受講します。

最新の複合材について学べる!
7

アクティブラーニング
複合材工作

炭素繊維系複合材のキーホルダーを作成するための手順を学び、製作過程で起こり得る問題についてグループディスカッションを行います。そのうえで複合材の特性を考慮し、キーホルダーのデザインを検討、作成します。

FLOW
実際の航空機の
機体生産プロセスを実現した
実習プログラムも実現

設計・製造
・検査
充実の実習

1年次

基本的な知識や技術を
身に付ける

航空機やロケットの生産プロセス(設計・製造・検査)の基礎をしっかりと学び、実習へ向けての準備を行います。

2年次

実習で多くの技術を
身に付ける

設計

無形のアイデアから有形の部品を製作するための製図方法を学ぶ。

製造

図面から部品を形づくる様々な方法を基礎から身に付ける。

検査

完成した部品に目に見えない傷がないか調べる様々な方法を身につける。

専門分野
の学び

3年次

応用分野を学ぶ

航空機製造は他の製造業に比べて特に専門性が求められるため、様々な課題やニーズに対応できるよう応用力をつけます。

学びを
活かす

卒業

航空・宇宙関連の会社に就職

生産工程管理者、航空機・ロケットの製造技術者や修理・検査技術者として、開発製造事業の会社に就職します。

CLASS
本物の小型機が
製造できる実習に
わくわく!

ピックアップカリキュラム

RV-4組立実習

設計図を見ながら
完成までの工程をイメージ

まずはフレームを
組み立て

工具を使い部品同士を
しっかり接合

主翼が少しずつ
カタチに

チームで協力しながら
板金を組み合わせる

飛行機のカタチが
見えてきて… 完成!

就職後に差がつく! 充実の実習内容

航空機生産プロセス
[設計][製造][検査]
を再現した実習

1 設計

CAD実習

2次元 / 3次元CADの基本操作や実務でよく使われる機能を学びます。

CATIA V5による設計実習

航空宇宙の設計分野で最も使用されている3次元CADシステム「CATIAV5」による設計を行います。

2 製造

CFRP部品を製作する
オートクレーブ

航空機やロケット・人口衛星の製造 メーカーと同等の複合材部品製造方法で実習します。

RV-4リベット打ち実習

小型飛行機「RV-4」を実際に組み立てる実習ではチームごとに力を合わせて取り組みます。 リベットは宇宙船「こうのとり」の組み立てにも使われています。

CAM
(コンピュータ制御による自動切削加工)

3次元CADで設計した部品形状を、コンピュータ制御により自動切削加工します。

3 検査

放射線透過検査

部品内部の状態を知るため、工業用放射線による検査技術を学びます。

超音波探傷検査

部品内部の状態を知るため、超音波による検査技術を学びます。

浸透探傷検査

部品表面の状態を知るため、浸透駅を用いた検査技術を学びます。光っているところが傷です。

VOCIE
在学中の先輩に聞く!
どんな学科?どんなコース?

現場経験のある先生方が就職活動もサポートしてくれます

エアロスペース科
長野県出身

航空生産科
(現エアロスペース科)

長野県出身
現場経験のある先生方が就職活動もサポートしてくれます

航空関係の仕事をしている父に憧れて、航空業界を目指すようになりました。CNAには実際の現場を経験してきた先生がいたり、実習する為の施設が充実しているので、質の高い知識を身に付けられると思い、進学しました。

CNAの先生方は授業はもちろん、就職活動も親身になって相談に乗っていただけます。早く就職し、学校で学んだことを活かして活躍したいと思います。

高校の時から憧れていた企業で活躍したい

エアロスペース科
徳島県出身

航空生産科
(現エアロスペース科)

徳島県出身
高校の時から憧れていた企業で活躍したい

小さい頃から航空宇宙関係に興味を持っていて、将来はロケットの仕事に携わりたいと考えていました。CNAは高校の時から憧れていた企業の内定実績があることから進学しました。

先生方のサポートもあり、希望していた企業から内定をいただきました。その就職先で日本の航空宇宙に携われることが楽しみです。

CNAは頑張れば頑張るほど後押ししてくれる学校です

エアロスペース科

航空生産科
(現エアロスペース科)

CNAは頑張れば頑張るほど後押ししてくれる学校です

航空機やモノ作りが小さい頃から好きだったので、CNAを高校の先生に教えていただいた時に「楽しそう!」と直感的に思い進学しました。

CNAは専門的な授業と学校の設備が充実しています。また、先生方も個性的な方が多く授業も飽きません。

内定先の企業では民間機の翼などを製造しており、小さい頃から好きだったものに携われることが出来るので、今からでもワクワクしています。

就職活動では先生方が一生懸命バックアップしてくださりました。その結果もあり希望していた企業から内定をいただけました。CNAは頑張れば頑張るほど先生方が後押ししてくれる学校です。

将来は大きなプロジェクトを任されるリーダーになりたい

エアロスペース科

航空生産科
(現エアロスペース科)

将来は大きなプロジェクトを任されるリーダーになりたい

中学校の修学旅行で空港に寄った際に現場で働く整備士さんたちに憧れて、航空業界を目指すようになりました。CNAは企業出身の先生が多く、就職実績が優れているところに魅力を感じ、進学しました。

希望していた企業から内定をいただけたので、その会社で大きな仕事を任されるリーダーになりたいと思います。

FUTURE
2017年卒業

航空宇宙産業は空に道をつくる仕事。一緒に「空の道」をつくりましょう。

東航エンジニアリング株式会社
難波 素嗣さん

東航エンジニアリング株式会社
航空機試験・品質保証課

難波素嗣さん
2017年 航空生産科卒業
           (現エアロスペース科)
航空宇宙産業は空に道をつくる仕事。
一緒に「空の道」をつくりましょう!

設備が充実しており、企業から出向された先生方が授業をしてくださるなど、身になる知識を学ぶことができると考えCNAへ進学しました。CNAは多種の資格取得が可能など、学生に向けて多数の選択肢が用意されていることや留学の道も開かれていることが魅力です。私自身、1年生終了後、1年間アメリカ(シアトル)への留学を経験できたのはとてもよかったと思います。

現在の仕事は、H-ⅡA ロケットの製造から発射段階における点検作業と打上後の評価、そして、H3ロケットに搭載する電子機器の設計、開発などを担当しています。関わったロケットの打ち上げが成功した瞬間に一番のやりがいを感じます。

みなさん、航空宇宙業界の仕事は一般的に思われているほど難しくありません。やる気と興味があれば意外と何とかなるものです。航空宇宙産業は空に道を作る仕事です。航空好きの皆さん、一緒に道を作りませんか。

2017年卒業

「人命に関わる仕事」だから、妥協せずに仕事に取り組む。

三菱重工航空エンジン株式会社
寺西 佑斗さん

三菱重工航空エンジン株式会社
整備部 エンジン整備課
組立係 補機・テスト班

寺西佑斗さん
2017年 航空生産科卒業
           (現エアロスペース科)
「人命に関わる仕事」だから、妥協せずに仕事に取り組む。

子どもの頃に観た航空祭がきっかけで、航空機に興味を持つようになりました。エアロスペース科の魅力は、航空整備科と違い、一からモノをつくることだと思います。特に好きだった授業は航空機の組立です。本物の飛行機を、図面を見ながら自分たちの手でつくる授業は、とてもやりがいがありました。CNAは先生との距離が近く、就職活動の際は1対1で面接の練習や対策をしてくれました。

現在は、航空機エンジンの試運転作業に従事しています。エンジンの組立をして、実際に回すのはとてもやりがいがあり、試運転したエンジンが無事に出荷できた時は嬉しいです。学生時代に学んだセーフティーワイヤー作業は仕事でもよく行う作業です。航空機に関する基礎知識は今の業務に役に立っています。

専門学生で学んだ知識は仕事で役に立つ知識ですので一生懸命頑張ってください。

2020年卒業

協力:陸上自衛隊中部方面隊・
自衛隊岐阜地方協力本部

社内の「非破壊検査資格」をすべて取得し、会社にとって必要不可欠な存在になりたい。

川崎重工業 航空宇宙システムカンパニー
渡邊 士笑さん

川崎重工業 航空宇宙システムカンパニー
完成機品質保証部 完成検査二課

渡邊士笑さん
2020年 航空生産科卒業
           (現エアロスペース科)
社内の「非破壊検査資格」をすべて取得し、
会社にとって必要不可欠な存在になりたい。

父親が川崎重工業で働いていたため、幼少期より、家には製造に携わった機体の写真が飾ってあり、それを見て、憧れをもち、航空業界に進もうと思いました。すでに川崎重工業に入りたいという明確な目的があったため、川崎重工業への推薦枠を多く持っていて、小型機の製造実習など、早期戦力化が図れるカリキュラムが用意されていたのでCNAへ進学しました。エアロスペース科は製造実習などの工作向けカリキュラムばかりでなく非破壊検査などに関するカリキュラムもあることが魅力です。

現在の仕事は、航空機の非破壊検査が主業務です。非破壊検査の資格を持つ社員が会社全体の1% に満たないので、“代わりのいない人財” として日々仕事ができ、とてもやりがいを感じています。

いずれは班長や職場長を目指し、検査課を引っ張っていけるようになりたいと考えています。

協力:陸上自衛隊中部方面隊・自衛隊岐阜地方協力本部

協力:陸上自衛隊中部方面隊・自衛隊岐阜地方協力本部

協力:陸上自衛隊中部方面隊・自衛隊岐阜地方協力本部