留学生
航空整備科

航空整備科 基本実習 ケーブル作業

航空整備士を目指すうえで避けては通れない基本実習の1つのケーブル作業

ケーブル作業は航空機に使用されているコントロールケーブル(control cable)の点検、組み立て、リギング調整を行います。

コントロールケーブル(control cable)は、操縦桿やペダルからの動きを操縦舵面(エルロン、エレベーター、ラダーなど)に伝達するための機械式制御系統の一部です。

小型航空機ではコントロールケーブルを使用しておりますが、現在の大型機では、フライ・バイ・ワイヤ(電子式制御)が主流です。ですが、非常用や一部補助制御でケーブルも使用されることがあります。

コントロールケーブルは、航空機の基本的かつ信頼性の高い操縦系統です。メカニカルなシステムでありながら、適切な整備と点検によって非常に高い安全性を維持できるのが特徴です。

電子制御が進んだ現代でも、シンプルで壊れにくいこの方式は、今なお多くの航空機に採用されています。

テンション管理:ケーブルは適切な張力を維持する必要があり、温度や湿度による伸縮に注意。

セーフティーワイヤー:ターンバックルにはワイヤーロックなどで緩み防止の対策を行う。