ごあいさつ

これまでの50年のご支援に対する感謝と
次の50年に向け、さらなる成長を目指して

学校法人 神野学園 理事長 山田 弘幸の写真学校法人 神野学園 理事長 山田 弘幸の写真

「建学の精神」の
体現者を目指して

学校法人 神野学園 理事長山田 弘幸

 学校法人神野学園のグループ校である中日本航空専門学校が、2020年6月に50周年を迎えます。これもひとえに皆さまのご支援の賜物と心から感謝しております。

 本学園は1967年に開学した中日本自動車短期大学に始まり、現在中日本航空専門学校、岐阜医療科学大学を加えた三校を運営しております。いずれも国家資格取得を目標とする技術者教育に特化した他に類を見ない学校群として注目いただき、2017年には中日本航空専門学校に先んじて、学園創設および中日本自動車短期大学開学50周年を迎えております。

 私が学園に着任したのは、中日本航空専門学校が創立15周年を迎えた節目の年であり、関市への移転という大事業の年でした。

 以来、指定養成施設への認可や新しい学科の設置など、航空業界のニーズに応える教育を通して、一流エアライン、一流メーカーに多くの人材を輩出し、それら企業との信頼関係を築いてまいりました。

 少子高齢化という現実によって、日本の教育産業は大きな変革を求められております。しかし、中日本航空専門学校には日本の空を守る多くの卒業生がおり、彼らが航空業界の最前線でバックアップしてくれています。時代がどのように変わろうとも、学園共通の建学の精神である「技術者たる前に良き人間たれ」は決して変わることなく、脈々と受け継がれていくことでしょう。また、そうあるために、教職員が一丸となって建学の精神の体現者となり、学園、学校発展のために何ができるか、未来に向けた問いを自らに発し続けることで、新たな未来を拓いていただきたいと願っております。

中日本航空専門学校 学校長 安藤 弘治の写真中日本航空専門学校 学校長 安藤 弘治の写真

事業家であった
創設者の思いを共有

中日本航空専門学校 学校長安藤 弘治

 2020年6月、本校は開校50周年を迎えます。これもひとえに皆さまのお力添えの賜物と深く感謝申し上げます。

 私自身、本校の8期生であり、卒業後は教職に就き、以来42年間教育に携わってまいりました。

 学生として入学した頃は施設も整っておらず、決して恵まれた教育環境といえるものではございませんでしたが、指定航空従事者養成施設の指定を目標に教員、学生が一丸となって挑み、全国で3校目となる施設の指定を受けることができました。恵まれない環境にあっても教員は創意工夫をこらした教育で学生と向き合い、学生もそれに応える高い技量を修得していた時代であったと心に刻まれております。

 以来、校舎の移転や新しい専門職を育成する学科、コースの開設など、業界のニーズを敏感に捉えながら新たな取り組みを続けてまいりましたが、今後も社会や航空業界の情勢に応じて変化し続けていく必要があると考えます。

 学校運営を取り巻く大きな変化の一つは、何といっても18歳人口の減少であり、ピーク時の半分という状況は、紛れもない現状です。しかし、その厳しい状況の中にあっても、本校には建学の精神のもと育ってきた人材がおり、これからも「良き技術者、良き人間」として、本校を支えてくれるものと信じております。さらに、航空業界における外国人労働力の需要増加による留学生の受入れや、女性の就労人口増加による女子学生の受入れなど、学生の受け入れのすそ野を広げる取り組みなどを通して、事業家として技術者教育に情熱を持って学園を築いてこられた創設者の想いを次の50年の発展の礎にしたいと思います。